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seiseki squareSSRブログ

2018/07/30

Lonely Hearts Club


 
 
 
 フランスは、パリ祭の頃ともなると市内の商店はすっかり閉店状態。みんな夏休みで避暑地に出かけてしまう。仮に従業員が交代で休め、営業が継続できる店であっても、法定夏休み期間中は、市役所に許可を求めないとそれは叶わない。商売するのに規制がかかるというのは、日本人には理解し難いところだ。

 ところで、1970年代までは、日本でも常識として正月三が日は全国民が休んで、炬燵に入って、テレビを観て、蜜柑を食べ、おせちを食べて、お酒を飲み、家族と一緒に過ごすものだった。
 それなのにある年、自分の系列店で生鮮品が古くなって捨てるのが惜しくなったのとともに、ついでにお年玉を巻き上げてしまおうという魂胆から西武の堤さんが三が日の営業を始めた。家族全員が三が日が休みの家は、外出できて嬉しいだろうが、サービス業に携わる者が一人でもいる家族では、その後、正月休みは崩壊した。
 筆者は先輩達から、西武の堤は日本の伝統文化をこわしたと、随分長い間、悪口を聞かせられた。確かに今の日本の正月の扱いは、G.W並かそれ以下である。お父さんが、元日から出勤するなんて不幸の極みだ。

 普段の祭日を増やすくらいなら、正月三が日の休みの保証、並びにお盆のお中日前後の三日間の休暇を法定休日にするくらいのことを提案する国会議員はいないんだろうか。百歩譲って、その六日間は、有休消化期間でもいいだろう。まぁ、国民の顔色よりも経団連の顔色をうかがうような政府では、希望を言うのも空しいか。

 昔、我が国には『貧乏人は麦を食え』と言った『バカヤロー解散首相』がいたが、今でこそそう言わないまでも、『貧乏人は休まずに働け』と言われているようなもの。
 江戸時代のお百姓さんを初めとして今の労働者・零細企業の名ばかりの社長は、みんな同じLonely Hearts Club。




【Emma Marie, Lucy Gowen & Sina / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band】


 

この記事に対するコメント

そうです。三が日は一部警察、消防、医療等を除き、国民が日常の稼ぐことや競うことやめ、自分自身や家族を見つめなおす粛期と思う。
神様よりカネ様という風潮が悲しいなぁ・・・

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