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seiseki squareSSRブログ

2018/12/06

急ぐなら押すな、さわるな!


 
 
 
 エレベーターの前に何やら忙し気な年寄りが待っていた。
 シャカシャカと落ち着きのない挙動。エレベーターの『呼びボタン』は一度押せば済むのに、何度も何度も押しているところを見ると、余程急いでいるのか、せっかちなのか。仕舞いには『介護人なしで車椅子を利用する人』用の『呼びボタン』まで押している。

 車椅子利用者は、もちろん、そのボタンの持つ特別な意味を知っているはずだが、健常人にその意味の啓蒙が為されているのか、いないのか。注意して見ていると、結構な人数の人が、その『世話人なしで車椅子を使う人』用のボタンを押しているのに気付いた。まあ、九割以上は前述のような年寄りなのだが...。若い人で押す人をほとんど見ないのは、なぜか。押す必要を感じないのか、あるいは押すべきではないことを知っているのか。

 さて、冒頭のせっかちな爺さんに話を戻す。急いでいるのにそのボタンを押すとどうなるか。
 例えば、彼が七階を押したとしよう。エレベーターは、七階まで通常のスピードよりも遅く、揺れを抑えて上昇していく ----- つまり、エレベーターが揺れて、車椅子が不用意に動くのを抑えるために...。

 爺さまにそう教えて差し上げるのは訳ないことなのだが、なんだか、教えられると逆ギレしそうな爺さんに見えたから大人しくしていた。つまり、エレベーターも筆者も共に大人しく行動したのであった。




【George Harrison / What Is Life】


 

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