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seiseki squareSSRブログ

2018/12/24

経営努力にも限界がある





 商売をしていて自分の店がその界隈で一番の繁盛店ならば言うことないが、なかなかそうは問屋が卸さない。だったら、昔から言われるように、向こう三軒両隣に繁盛店があるという恩恵に預かる幸運を期待するしかない。その繁盛店が複数あるならなおさら結構。

 しかし、それが飲食店の多い立地となると事情は違って、料理の内容が和洋中エスニックと異なっていたとしても食事時の一食は一食、例えばランチに飲食店を二軒ハシゴするなど大学の運動選手ならともかく、一般人には無理なお話。

 だとすれば、飲食店の競合が増えるなら増えるで、それに合わせて地域のお客さんの数も増えないと計算が合わなくなる。

 かつて京王C館に同居していたコンサルタント会社が、オフィスを神保町に移した時にショックがあった。
 同社は地元貢献のために社食は作らず、すべての社員が外食で、日々出入りする外来の業者のおよそ二百人と合わせ七百人分ほどの飲食機会がある日突然途絶えた。それを当て込んでいた駅東口交差点近くのカレー屋さんも段取りどおりにいかなかったのだろう、同支店をスクラップにした。あの有名カレー・チェーンがそうなのだから、『せいせき』界隈は飲食店にとって、今のところ居心地は良くない。支店数の多いカレー屋さんだから、店をいくつか閉めても株価に影響するほどではなかろうが、そう簡単に店を畳むわけにはいかない規模の小企業も少なくないから、来年に控えた消費税の値上げの大波をどうくぐり抜けるかがいずれにとっても今のところ大きな問題だ。

 大手チェーンの『はやい』『うまい』『やすい』は、今迄、個人経営の飲食店にとって、なかなか追随できないコンセプトだったが、それだって最近は神通力が減少し、それらに加えてメニューにバラエティがないと飽きられてしまう。
 かつて華やかな売り上げを見せた某大手回転寿司チェーンや焼き鳥チェーンも、先日景気の悪いニュースを聞いた。ちょっと目を離している隙に、オセロの白黒がひっくり返るように経営がおかしくなる。

 とにかく、『せいせき』界隈については、市長さんに頼んで市民人口を増やす工夫をしてもらおう。経営努力にも限界がある。




【Chad & Jeremy / Yesterday's Gone】


 

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