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seiseki squareSSRブログ

2018/04/06

良いものを生み出せるかどうかは、それよりずっとあとの問題


 
 
 以前、放送協会の番組『食彩浪漫』で村上龍(1976年上半期・第75回芥川賞『限りなく透明に近いブルー』)が、アナウンサーにベストセラーを量産する才能について問われ、「才能とは『良いものを生み出す能力』ではなく、あるひとつのことに一日八時間なり打ち込んで、さらにそれを二十日間続けても「もう飽きた」などと言わずにいられる能力だと思うんですよ。良いものを生み出せるかどうかは、それよりずっとあとの問題です」と答えていた。

 誰でも子供の頃は「いい加減になさい!」と母親に叱られながらも、『よく飽きもせずしていられた好きなこと』があったろう。しかし、大人になるまでに、ほとんどの子供達がそれを放棄する。

 ブロッガーを例にとれば ----- 週に何回・何文字書くかにもよるが ----- 一年から三年継続できるのは、全体の二十五%程度と言われている。これを十年、あるいはそれ以上、もしくは一生という期間で計ると、わずか千人に一人か二人だそうだ。
 言い換えるなら、この数字が示すものは、十年以上あるいはそれ以上同じことを続けていられるのは、同好の士全体のわずか0.1〜0.2%に過ぎない『根気のエリート』ということになる。でも、良いものを生み出せるかどうかは、更にそれよりずっとあとのお話。



Roger Nichols & the Small Circle of Friends / Love So Fine

 

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