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匿名作家のせいせきブログ

匿名作家によるせいせき物語

2018/05/26

ハイドレインジア


 
 
 ハイドレインジア ----- 紫陽花。
 毒のある花、夏の花。
 雨期に咲き、熱雷の音を聞いて終わる。

 原産国は日本だと言ったら、きみは意外な顔をした。


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2018/05/24

乾いた風


 
 
 数日前、庭で林檎の白い可憐な花を見つけ、イチ子さんが桜と間違えたのも無理はなかった。ゴウルデン・ディリシャスと印度林檎の間に生まれた品種が、桜に似た花を付けたのだ。

「毎年秋には収穫できるんでしょ?」とイチ子さん。
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2018/05/23

本家?


 
 
 今朝、三井住友銀行多摩支店前の横断歩道で信号待ちしていたとき、傍らの京王電鉄管理の植え込みに見つけた大輪金糸梅。大きくって確かに見栄えはいいんですが、何かちょっと違和感があります。個人的には、もっと小さく、やはり梅の花ほどの大きさに咲く(本家?)キンシバイが目に馴染みます。
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2018/05/21

イチ子さんのトースト・サンドウィッチ


 
 
 食パンは、パン食文化圏の人々のセオリーどおり『八枚切り』をトーストするのが好きだけど、外国人の多い東京でさえ、外食で饗されるパンは、ほとんどが我が国の作法に則り六枚切り ----- 柔らかい食感を好むのは、炊きたてのご飯や突きたての餅の影響を受けているかららしい。
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2018/05/19

春の流域、もしくは老後の楽しみについて


 
 
 筆者の日々の生活に大栗川の土手上の道は欠かせない。『せいせき』へ行くのに他の道も使わないことはないが、天気が良ければ遮蔽物がないだけ気分がいい。

 五月になると土手は、天然の花畑になる。
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2018/05/18

337キロメートル


 
 
 この夏の初め、久しぶりに帰省したというきみを、偶然、街で見かけた。

「しばらく会わないうちに太ったでしょ」ときみ。
「そうかなぁ」とぼく。
「二十代の頃は、お腹がペッタンコだったの、あなた、よく知ってるじゃない」きみが気になる辺りをさすりながら言う。
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2018/05/17

あなたのせいよ!


 
 
 貫録充分の初老の白人ウエイトレスに案内された席の隣は、やはり旅行中と見える身なりの正しい黒人一家だった。
 就学前の男の子が、他のテーブルの大人たちが食べているものを指差し、ルート・ビールとチリを食べたいと母親にぐずっていた。
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2018/05/16

恋したら


 
 
 好きな人に自分を重ね合わせようとするのは自然な行為らしい。心理学ではモデリングと呼ぶそうです。

 さて、恋したら、気になる人のために、自分の人生を多少変えてもいいと思うのも、実はそんなことなのかもしれません。
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2018/05/15

書き込み多数あり


 
 
 水口イチ子が、ある古書店の硝子ケースの前で目を凝らしている。

「その『ヨーロッパの道徳の歴史』っていうご本、なんでそんなにいいお値段なの?」ときみ。
「とってもめずらしいご本なの?」と重ねて聞く。
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2018/05/13

ハレイワのビーチハウス


 
 
 南中の陽射しを避けて入った、ハレイワのビーチハウスでのことだ。

 壁に波乗り小僧達の古い写真がいくつも掲げてあって、
 見上げると、にわかにノースショアの風が動く。

 そこでは、百年の昔、
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2018/05/12

鳩サブレー


 
 
 三月最終週の午前中、北鎌倉・円覚寺の境内を水口イチ子と巡った。
 その後、寺領の北のはずれを接する浄智寺脇の山道を登って葛原岡神社に至り、さらに銭洗い弁財天を経て鎌倉駅へと下った。途中、葛原岡神社に祀られている十四世紀の文人・日野俊基卿に、イチ子は、いたく感心していたようだった。
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2018/05/11

ラベンダー・ブルー


 
 
 母の日のプレゼントに買ったラベンダーの鉢植え ----- この薫りでタイム・スリップができるのか!?

 今日はいつだ?

 昭和17年2月3日か?


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2018/05/10

観音様と台湾ギャング


 
 
 高幡不動境内の骨董市でのことだ。
 還暦はとうに過ぎた男で、玉砂利の上に四畳半程のシートを広げ、古い香水瓶やインク壜など比較的小振りなものを集めて商っていた。先客との商談を聞いていると、話し言葉は、古い日活映画によく登場した台湾ギャング風である。その年齢なので最近来日したとは思えず、在日歴が長い割りに言葉は上達しなかった人なのだろう。
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2018/05/09

結局は見識の問題


 
 
 先日、オーパ横の歩道で七十代の爺さん同士が、顔と顔とを20cm位に突き合わせて大声で激しくののしり合っているのに遭遇した。それが珍しかったのだろう、同行者が、なぜ、いい年寄りが喧嘩をするのかと疑問を呈した。良識をつちかう外的要因が加わらずして、時間は過ぎるだけでは人を善人に変えることはなく、昔の不良やチンピラは年を取ってもそのままなんだと教えた。
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2018/05/08

立原正秋を偲ぶ酒


 
 
 『三千盛(みちさかり)』は、いわく付きの酒で、詳しく説明すると長くなります。なるべく短く書こうというのがこのブログの趣旨なので、まったく不適合な題材ですが頑張ります。不明なところはWiki.などで補完願います。
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2018/05/07

オジサンにはわからない


 
 
 ほぼ毎日、午前9時を何分か過ぎた頃着席。暑くなってきて以来、朝ご飯の定番がコレ。それから小一時間、当日の商連ブログ(このブログ)を考えたり...。
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2018/05/06

朝から夏の陽射し...


 
 
 朝から夏の陽射し...