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匿名作家のせいせきブログ

匿名作家によるせいせき物語

2018/09/23

奄美黒糖焼酎『まんこい』


 
 
 
 嵐で本土との交通が途絶えても、絶対発行する奄美大島の『南海日日新聞』。広告料としては一番高い、タイトルヘッダ直下。普段愛飲する奄美黒糖焼酎『まんこい』の広告を見つけた。『まんこい』は、土地の言葉で『千客万来』のこと。縁起のいい名前。
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2018/09/21

紐育


 
 
 
昼下がり。
とりわけ殺風景なダウンタウンの街路を
この秋最初の風が吹く。

昨夜、眠れぬままに読んだ古い本に
遠くサリーナス渓谷を夢見る一節があった。

今、街路樹を揺らしたのは、
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2018/09/20

四十年振り


 
 
 
 きみが待っていたのは、JR有楽町駅銀座口を出てすぐ右横のここ。四十年振りでしょうか。



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2018/09/19

想い出を推敲すると


 
 
 
 長いものを書くには時間と労力が必要。

 それなら短いものはどうかと言うと、それは結果的にそうなっただけで、構成に費やす時間は ----- まあ、ものにもよりますが ----- 長いものを考える時と大差はありません。作品の長短とそれに費やす『時間・労力』は比例しないのです。
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2018/09/18

祭りが済んで...


 
 
 
 月の初旬をもって、せいせき界隈の神社の例大祭もひととおり済んだ。一年を通して楽しみにしていただけに、その終末には一様に寂しさが漂う。そうして、来年をまた楽しみにし始めている祭り好き達。お世話下さった皆さんにも感謝。
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2018/09/17

やっと二度目


 
 
 
 昨今、人はエアコンさえあればどこにでも住めるが、トンボの幼虫にとっては、生息に適した梅雨入り前後の環境が今の都会では整わないのか、秋の到来をを告げるはずの成虫の飛翔量が圧倒的に減った。二週間ほど前にシオカラトンボを一匹見つけたきり、今日のこれで、やっと二度目。
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2018/09/16

二百十日の風


 
 
 
 二百十日の風。

 突然、空が高い。




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2018/09/09

東京ワンダーホテル


 
 
 
 ここ十何年かで、懐具合に合わせてオフィスを何ヶ所か移動した。その度にメディアや本を整理して身軽になった。それでも手放さずに携えてきたものはあって、今日はそんな中から、2004年当時、深夜ドラマだったこともあり、視聴者はそれ程多くはなかったろうが、製作者・業界人の間で空前の話題になった『東京ワンダーホテル』のDVDを引っ張り出してきた。
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2018/09/06

そろそろどうにかしないと...


 
 
 
 5回裏を終わって3対0で負けていたときのことだ。

 今まで黙っていた顧問の先生が円陣を組むよう声をかけた。
「オイ、キミ達、そろそろどうにかしないと...」
「ハイッ!」というボク等の声にいくらか元気が欠けていたのは、相手の市立一中のピッチャーの出来が余りに良過ぎたからに他ならなかった。
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2018/09/05

いつか過ぎたある日


 
 
 
 多湿だった気候も暦を改める頃になると、残暑ながら、日没後の涼風にハッとさせられる夜もある ----- それは、ウエイティング・サークルにとどまっていた季節とすれ違う瞬間。

 その時分ともなると夏の思い出は、静かに乾いて、雑多なドライフルーツのように記憶の器に蓄えられる。
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2018/09/04

絵の具と乾いた夏の匂い


 
 
 
 夏の思い出を整理していたら、見つけたものがある ----- 描き終えたら送ってあげると約束した、きみの水彩画。

 画用紙に鼻を近付けると、絵の具と乾いた夏の匂い。



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2018/09/03

後片付けと直会(なおらい)


 
 
 
 楽しかった氏神様のお祭りも終わり、今日、後片付けと直会(なおらい)を済ませてきた。

 お祭りの間だけは好きなものを好きなだけ食べて過ごした。



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2018/08/31

虹と白砂に彩られた、どこか遠い国


 
 
 
 水泳部は ----- 熱さえなければ ----- 風邪など泳いで直してしまうのは常識。でも、今日のこの『微熱らしきもの』が、風邪なのかどうか、実はハッキリしない。

 昼下がり、庭に面して開け放った出窓越しに、階下から同級生で幼なじみの水口イチ子と母の会話が聞こえてきた。部活帰りに『不肖な息子』を見舞ってくれたことに母が礼を言っている。
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2018/08/29

暑い日である


 
 
 
 海が近い、ここ鎌倉の古い木造住宅のほとんどは、潮風やそれが運んでくる砂を避けるため、海岸通りから少し距離を置き、周りを松などの林で囲んで建てられているのが普通である。砂の飛散を避けるため、庭に芝を貼る家が多いのも特徴と言える。
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2018/08/27

レトロな黄色いカレーライス


 
 
 
 1960年代まで、カレーライスというと、ルウは、こういう黄色い色をしていた。そもそもそういうルウしか市販されていなかった。それが、70年代に入って新製品の発売ラッシュが始まると、それまでのレトロなカレーは宣伝されることもなく淘汰されていった。
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2018/08/25

攻勢をかけた最新CM


 
 
 
 業種により多少異なるが、アメリカの今を見れば五年なり十年なり先の日本が見えてくる。今の日本を見れば、同じく、韓国・台湾・中国の未来も見えてこようというものだ。

 今のアメリカで衰退が激しいのがショッピングセンター、ショッピングモール。すべて通販の前に敗退が続き、絶滅危惧種の筆頭である。日本も五年程前にそれが話題になり、今既にそれは始まっている。
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2018/08/22

してやったりという顔


 
 
 
 今日の水口イチ子との会話はエキサイティングだった。

 命題を切り出したのはイチ子。
「アリゾナのグランド・キャニオンは、果たして世界で何番目に大きな渓谷でしょうか」
 大学の山岳部で一緒にロック・クライミングをしていたとは言え、ぼくには、そんな知識は無かった。しかし、無回答というわけにはいくまい。取り敢えず答えなくては...。
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2018/08/21

きみが旅する頃は


 
 
 
 いち日のうちに四季が巡るアメリカ西海岸。

 この夏、きみは海風(うみかぜ)に吹かれながら、サンディエゴからシアトルへ、スカイラインの彼方を目指して旅するのだという。

 春先に淡いピンクの花が満開だったアーモンドも、きみが旅する頃には、きっと沢山の実を実らせ、その重さで枝先を大きくしならせていることだろう。
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2018/08/20

やたら興奮する色ですが


 
 
 
 JR南武線分倍河原駅の側道に百日紅の並木がある。

 今、満開で、美しい。

 百日紅の花の色って、日本語では何色って言いましたっけ!?
 なんか、こう、やたら興奮する色ですが...。
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2018/08/19

あのコによろしく


 
 
 
 私事ながら、Twitterで作詞家の『あさくらせいら』さんから『イイネ!』を頂戴したので、久し振りにあさくらさんの作詞した曲を聴きたくなった。それでこの曲、ribbon の『あのコによろしく』を聴き始めているのだ。
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2018/08/18

西日の当たるプリズム


 
 
 
 きみは、ぼくをプリズムみたいだと言う。
 (口論になると、ぼくの発言は屈折するらしい)。
 そんな時のきみは、容赦のない、まるで夏の西日のよう。



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2018/08/17

誰か発音してくれないか


 
 
 
 十七歳のアルチュール・ランボーが学業を放棄し、三度目の家出をした頃、つまり1871年頃に書いた韻文を、突然、深夜に読みたいと思ったとき、それが手の届くところにある幸せ。

 ああ、韻律の美しい一節を、誰か発音してくれないか。
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2018/08/15

八月十五日


 
 
 
 今年もまた終戦の日。
 あの日、既に三人の兄を戦火に失い、こぶしを握りしめながら玉音を聞いた二十歳の母は「今度やるときは絶対に負けるもんか」 と心に誓ったという。今年九十三才の母は、亡くした兄たちの分まで長生きしているようだ。


 

2018/08/14

カンナやハイビスカスの花咲く道


 
 
 
 昨日いち日、ホテルの涼しい部屋に居て、
 グレン・グールドの弾く『主よ、人の望みの喜びよ』を聴いていた。

 今日はこれから潮騒の中を
 カンナやハイビスカスの花咲く道を、海へ ----- 伊勢志摩国立公園 御座白浜。
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2018/08/12

さながら、夕立のように


 
 
 
 それは不意にやって来た。さながら、夕立のように。