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匿名作家のせいせきブログ

匿名作家によるせいせき物語

2018/04/18

今が咲き頃の花というと


 
 
 今が咲き頃の花というとハナミズキと海棠。
 前者は北米から、後者は中国から渡来。それぞれにそれらしい雰囲気がありますね。どちらが好きかは好みにもよりますが、今、『せいせき』のUロード(通り名はいまだ売れていませんが、いわゆる聖蹟桜ヶ丘駅のぐるりの道)は、サクラからハナミズキに主役が交代したところ。
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2018/04/17

喧噪も容易には届かない


 
 
 昼下がり、山門の階段を上ってくる水口イチ子。

 ここまでは、街路の喧噪も容易には届かない。


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2018/04/15

そして朝の


 
 
 そろそろ起きる時間も近い。

 時々こんな頃合いで、イチ子が、ぼくの好きな『スウィス日記』の一節を、まるで聖書を読むかのように抑えた声で読み上げてくれる。今朝は『シュタールエック』の部分だろうか。
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2018/04/14

細くて長い物


 
 
 昔なじみの鮨屋が電話をよこしてきて、どうやら今年最後になりそうな『のれそれ』が入ったのでお知らせしましたという。
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2018/04/12

追い追い話していこう


 
 
 『日本百名山』の著者・深田久弥は、壮年以降、自宅の最寄り駅は明大前。甲州・信州方面への山行には高尾駅まで京王線に乗った。
 昭和46年3月31日、彼は、終焉の地となった甲州茅ヶ岳へも、いつものように京王線で出かけた。
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2018/04/11

このところ、どうよ!?


 
 
 今、ぼくが徹底的にはまっているのがコレ! ----- 『大人の紅茶 トリプル・ゼロ』。カロリー、糖質、カフェイン、すべてゼロというから、年寄り大国・多摩市のためにあるような商品だ。これは現在、商品開発で雌雄を争うコンビニ大手2社の片方ファミリーマートだけの商品。
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2018/04/10

エクタクローム64


 
 
 水口イチ子と伊豆七島にはよく出かけた。

 どこで撮った写真かは記録がないのでわからない。この時は、エクタクローム64を使っていた記憶がある。
 ストロボをシンクロしたつもりなのだが、下手くそで、「そんなに光を当てたら正面に太陽があるみたいでしょ!?」なんてイチ子に言われたのを覚えている。1977年頃のことだ。
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2018/04/09

ヤドカリ


 
 
 Hermit Crab ----- きみの手の中のヤドカリ。ぼくがそれになれたらと願っているのを知ってか知らずか、きみはやがて、それを海へ帰そうとしているかの様子。


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2018/04/08

マージービートが聞こえる


 
 
古い歌だ。

「好きだったの?」とぼく。
「うん。大学生の頃にね。リヴァプール・サウンドを日本語で再現するっていうのは、こういうことなのよ、きっと...」とイチ子。

 夕飯の後片付けが済んでからも、キッチンのきみのオーディオからは、日付が変わる頃まで、そのマージービートは聞こえていた。
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2018/04/07

遅い猫の足取りで...


 
 
 暖かくなってきたので、昔買った薄手のセシルマクビーを引っ張り出す。

 この仔たちのお陰でサンドバーグの詩の一節を思い出した。

 『霧が来る、遅い猫の足取りで...』


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2018/04/06

良いものを生み出せるかどうかは、それよりずっとあとの問題


 
 
 以前、放送協会の番組『食彩浪漫』で村上龍(1976年上半期・第75回芥川賞『限りなく透明に近いブルー』)が、アナウンサーにベストセラーを量産する才能について問われ、「才能とは『良いものを生み出す能力』ではなく、あるひとつのことに一日八時間なり打ち込んで、さらにそれを二十日間続けても「もう飽きた」などと言わずにいられる能力だと思うんですよ。
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2018/04/05

きみは、朝早く出かけていった


 
 
 日記を詳細に書くか、それともあっさりと短く書くか...。

                 

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2018/04/04

例えば、このポテトサラダ...


 
 
 池波正太郎が自著に『食べたものを書き記しておくだけで、その日の出来事を思い出すことができる』と書いている。凡人としては度々とはいかないまでも、たまになら、ある記憶と結びつく食事の思い出もないわけじゃない。
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2018/04/03

鳥から生まれ、鳥に還る


 
 
 鳥から生まれ、鳥に還る ----- 昔、鳥を神と崇めた人達がいたと聞く。
 彼等にとって、死がひとつの憧れだったことを裏付ける痕跡があるというのだ。


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2018/04/02

黄水仙の花言葉


 
 
 というわけで、昼と夜が同じ長さだと世間で取りざたされていたその日も過ぎ、いつ植えたものかも忘れてしまった庭の黄水仙の株から、今年最初の一輪が咲きました。茎がまだしっかりしないうちに大きな蕾をつけたせいで、その重さから、大地に横たわったままに花咲く運命を選択したようです。
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2018/04/01

琉球硝子のコップ


 
 
 静かな午後だ。

 厚手で素朴な琉球硝子のコップにモヒートを注ぐ。
 前世はコカ・コーラを湛えた壜か、薄い緑の肌に南国の風土が宿る。

 今しがた、雲雀の声が聞こえたような気がしたのだが...。
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